ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落048 [2020-06-18]


048 Substance is in the process of evolvement; consciousness, in the process of expression. Up and down the vast scale the force moves rapidly into expression, touching one particle of matter, then another - blending the two or more into a chord of harmony, just as the fingers of a man pluck music from the mute strings of his harp. To produce a perfect melody the strings must be set in motion many, many times, making new tonal combinations - now soft and low, now rising to crescendo; one time in rapturous swinging rhythm, then changing to a lingering minor key - all strings awaiting the touch that stirs them to life within the melody. Each string is vital to the total Song.
048 物質は進化の過程に、意識は表現の過程にあります。広大な規模に上下しながら、力は表現に向けて素早く動き、物質の粒子一つ一つに次々に触れながら、二つあるいはそれ以上の粒子を一つのハーモニーの和音に融合します。丁度、人の指がハープの沈黙した弦から音楽を弾き出すようにです。完全なメロディーを作りだす為には、弦は何度も何度も揺り動かされなければなりません。その結果、新しい音色の組み合わせを作り出します。柔らかで低いトーンから、今度は最高潮に上昇します。ある時は熱狂的な律動的なリズムで、次はなごりを惜しむ短調の調子に変化します。全ての弦はそれぞれをメロディーの中で命を掻き立てる演奏者のタッチを待っているのです。弦の一つ一つがその歌全体にとって無くてはならないものです。




【解説】
私達各自の役目が本項ではハープの弦と表現されています。つまり音楽の一つの曲を構成する上で、ハープの弦の1本も無くては完全なる音曲を造り出すことは出来ないこと、また奏者の指先に従って、弦自体がその弦固有の音を表現出来なければならないのです。
意識とはこうした内から沸き起こる表現の原動力のことであり、物質はこれら創造の衝動を表現する役目を担っているのです。
また、このことは私達人間が互いに異なる才能(音)を有しており、それらのいずれも同等な価値と役割があることに気付きます。そして重要なのは、曲が演奏されている時には、奏者(創造主)とハープの弦が発する音曲は一体化しており、両者の区別はないということです。


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