ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落032 [2020-05-27]


032 Were it possible for any of the Cosmic vibrations to unite contrary to this Primal Law and cause a discord in the mighty paeon their span of such expression would be contained within one moment's quivering vibration, for discord cannot last within the Whole whose very fact of being rests upon the immutable law of harmony. There is no loss of equilibrium within the scope of Cosmic Rhythm that shall not be again absorbed and reunited into Wholeness. For nothing can break the Melody that has forever throbbed within the Heart of That which is, Itself, Infinity.
032 仮にその宇宙的振動のどれかが、この基本法則に反して結合することが可能であったとしても、また、その力強い音節に不協和音をもたらしたとしても、それらの表現の範囲は、一瞬の震える振動の中に封じ込められることでしょう。何故なら、その存在の事実そのものが不変調和の原理に基づく全体の中では、不協和音は継続することは出来ないからです。宇宙的リズムの中では、再び全体性に吸収され、再統合されないような均衡の喪失はありません。何故なら何物もそれ自身、即ち永遠の中心で鼓動しているメロディーを壊すことなど出来ないからです。





【解説】
私達の存在それ自体、本校で言う宇宙的振動と調和しているが故に、存在を続けていられるということでしょう。それら肉体の細胞が本来の振動を保てなくなった時、私達は肉体の死を迎えるということかと思います。
即ち、生きている存在にこそ、宇宙的な振動を表現している故に宇宙的な価値があるという訳です。これは春の芽吹きや新緑の若葉等、生命力を発現しているものに、私達が惹かれまた美しさを感じる背景にそうした波動こそが宇宙普遍の振動であり、私達もそれらと同町したいとする本来の欲求に基づいているのです。
宇宙の中で永続するのは圧倒的な力を有しているこれら宇宙的力場であり、こうした振動です。私達が”意識に従う”、”印象に従え”と説かれるのは、こうした宇宙を貫く調和的な振動に共鳴同調して、託された役割を全うせよと望まれているからです。



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