ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落024 [2020-05-15]


024 Sit here at the center of all and look out on your flux of expression. As the moon to the vision of man passes through all the various phases yet remains still an orb complete without change or point of division, so you through your phases shall pass; mortal eyes shall see change and division yet you are a circle complete - you're endless, eternal, abiding.
024 全ての中心であるここに座って、あなたの絶え間ない表現の変化を見渡しなさい。人間の視覚にとって月は様々な位相を通じて変化しますが、それでも変化や如何なる区分けも無く、それは完全な球体のままです。あなたも様々な位相を経ることでしょう。死すべき肉体の目は変化や区分を見るでしょうが、それでもあなたは完全な円(まる)のままです。あなたは絶えることなく、永遠で不変です。



【解説】
アダムスキー氏は幼年期に秘かにチベットに渡ったと伝えられています。それがアダムスキー氏の初期の頃の活動名がロイヤル・オーダー・オブ・チベットとされていたことにも関連することでしょう。
そういう意味では本項の描写は仏教の座禅にも似た観察を私達に促しているように思われます。先ずは自分自身を中心として見える諸々の世界の中に不変の真理を見届けよと説いているのです。
こうした姿勢はまずは自分自身の中に本質を見出しながら、周囲にそれと関連する諸事象の中に一体化出来る存在、触れ合え、相互理解出来る存在を知覚し、自らをこれまでの殻を超えて拡張させるような仏教的な修行の方法が説かれているように思われるのです。


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