ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落020 [2020-05-11]

020 Truth is like a great picture puzzle - a mosaic, as it were, and each man's individual expression is a part of the total composition. The mature individual realizes life as a succession of duties to be performed. Because there are diversified concepts of life does not mean that only one can be correct. No, all are true. Whatever is conceived in the mind of man is true to him for the moment just as every act of nature is true whether it be of creation or disintegration. Man's ideas may be used unwisely because he has not enough knowledge to use them constructively in relation to other truths, but that does not mean that the results establish a fact.

020 真理とは巨大なジグソーパズルのようなものです。丁度、各個人の表現はその全体の構図の一部になっているモザイク画のようなものです。成熟した個人は生命とは達成されるべき義務の連なりと認識しています。生命についての多様化した概念がある為、一つだけが正しいとすることはありません。いいえ、全ては真実なのです。人の心の中にどのような事柄が思い浮かぼうとも、それが創造的であるか、崩壊の性質であるかに関わらず、その瞬間、その人にとってそれは真実なのです。人間のアイデアはその者が他の諸々の真理に関連してそれらを建設的に用いるだけの十分な知識を持たない故に、誤って用いるかも知れません。しかしそれは、その結果が事実を打ち立てることを意味するものではありません。

【解説】 本校ではこのように私達が真理に近づく過程をジクソーパズルに例えています。私自身、ジクソーパズルをトライしたことはありませんが、その膨大な断片からいきなり全体の絵をくみ上げることは出来ないことは分かります。 おそらくは断片を並べて見て、自分が判別出来る断片の組み合わせを先ず作り上げた上で、その後、再びその他の組み合わせの可能性について見渡すものと思われます。 ここで大事なのは、自分が組み合わせた数片を先ず固めるということでしょう。つまり、自分が理解出来た事柄を先ずは固めた上で、他の要素を探求するという訳です。その結果、それまで自分が理解出来た組み合わせ(関連性)をより大きな絵(ビジョン)に組み上げることで、最終的な原画が仕上がるという訳です。 一つ一つの理解をより大きな理解に繋げる作用が真理への道であると著者は説いているのです。

第02章 段落019 [2020-05-08] <<  |  >> 第02章 段落021 [2020-05-12]