ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第02章 段落016 [2020-05-05]

016 Most of the world's intolerance is due to the misconception of truth. Men fight to death for their individual concept of it when a little wisdom would show them that they are only a step apart in the same hall of learning, but due to the fact that every individual intelligence has a slightly different degree of understanding, truth to each is slightly different. Intolerance is a mark of ignorance, for a developed intelligence is able to view sequences of action that shows each separate action to be relatively true. And because all sides of a question are understood he is bound by none. This type of intelligence does not condemn those who see only one phase of the whole truth. Instead he will point out the pitfalls or limitations that follow the course of thought that the individual is indulging in.

016 世界の不寛容の大部分は真理への思い違いに起因しています。人々は自分達が同じ学びの会堂で互いに一歩だけ離れていることをわずかな智恵が示す時、自分達各自の概念の為には死に至るまで戦うのです。しかし個々人の知性は理解においてわずかずつ異なるために、各自にとって真理はわずかずつ異なります。不寛容は無知の印(しるし)です。何故なら進化した知性には個別の行為が相対的に真実であることを示す行為のつながりを観ることが出来るからです。そして一つの疑問に関する全ての側面が理解される為、その者は何ものにも囚われることがありません。この種の知性には全体の真理の内、わずか一つの側面のみを見る者を非難することはありません。代わりにその個人がふけっている思考の道程に続く落とし穴や限界を指摘することでしょう。


【解説】 世界には未だにイデオロギーや主義主張、更には宗教観の相違があり、互いに相手を批判し、自分達こそが正しいとの主張を繰り返しています。典型は政党間の議論でしょう。とにかく相手の不備を突き、欠点を暴き出すことで自分達の存在意義を大衆にアピールしているからです。 同様に宗教の相違により、他人を殺戮することが平気で行われることが、今の地球の現状なのです。 こうした混迷の時代にあって私達は今一度、遠い2千年以上も前に地球を訪れたイエスや仏陀の言葉に立ち返って、自ら考えなおす必要があるでしょう。増長してしまった自我(エゴ)を諭し、互いの中にある尊厳ある存在を認め合う風土に再構築しなければなりません。その際に必要な寛容さは、私達自身に既に創造主から溢れるほどに、受けている訳で、それらの一部を相手に分け与えるだけで良いのです。

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