ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落347 [2020-02-12]

347 To explain fully this universal force and its workings would be impossible: for it would demand a knowledge of Primal Cause. But whatever method was used to throw the Cosmic Force of the Universe out of its natural state of equilibrium, and set it into primal concentration or chemicalization, was also the beginning of thought.

347 この宇宙普遍の力とその働きを完全に説明しようとするのは困難でしょう。何故なら、それには原始の因の知識が必要とされるからです。しかし、自然の平衡状態から宇宙空間の宇宙的な力を取り出して、それを原始の密度状態、即ち化学処理に作用させる為に、どのような方法が用いられるにせよ、それはまた想念のはじまりでもあったのです。


【解説】 古来、日本には人が発する言葉には物事を実現させる霊力がある(”言霊”)とされて来ました。これは本項で言う”想念”の持つ実現力と近い意味合いがあるように思われます。 本項では、これまでの平衡状態から次なる創造に向けて物質が動く際には、想念が作用すると説かれているように思います。私達の日常的想念がその内容やレベルに従って周囲に作用し、新たな環境を造り上げて行くということでしょう。 そういう意味からも、私達は各自の発言を慎み、発する想念を監視して、それが相応しいものであるよう、努めることが重要なのです。こうした自らの潜在能力を十分に理解し、穏やかで包容的な想念を維持する重要性はそこにあるのです。

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