ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落338 [2020-01-29]

338 For instance, there may have been many cases in which the destruction of a city by flood or earthquake has been predicted by those alerted to the chemical changes that were taking place in nature. Often. these prophecies proved correct. Yet, information obtained by this means is not generally accepted as authentic, and is usually ignored by those in a position to avert the disaster or alleviate the suffering.

338 例えば、自然界で起っている化学変化に注意を喚起された人達によって、洪水や地震によって都市が破壊されることが予知されて来た多くの事例があります。しばしば、これらの予言が正しかったことが証明されて来ました。それでもこの手法で得られた情報は、一般的に信頼出来るものとは受け取られず、大抵は災害を回避し、被害を緩和する立場にある人達によって無視されて来ました。

【解説】 本項が記された年代から既に60年近くも経過していると思いますが、時代は本文にあるように、地球全体の気候変動や地殻異常の時代に突入しつつあるようです。こうした中にあっては、様々な予知事例や予言等が流布されていますが、実際には多くの予言は当たらず、只、混乱だけが増しているように思えてなりません。 そもそも私達が行う予知とは、何らかの想念波がそのようなイメージを持っていた為なのですが、多くは他人の発した想念に同調したか、あるいは本来の宇宙的想念波を正しく理解できない為に解釈を誤っている事例であり、結局、他の者に不要な恐怖心を与えてしまっているように思います。 当然、防災を担当する部局ではこのような根拠の無い予知に頼って事業を進めることは出来ず、結果的に本来の予知が生かされない場合が多いことになります。 しかし、私達は大きな時流の流れの中に生きており、全体的にはその流れを変えることは出来ません。唯一出来ることは各自が各々の人生を充実したものとすることです。たとえ災害に身を置く状況となっても、その中で学ぶことが出来れば、その災害も意義あるものと言えるのではないでしょうか。如何なる場合も生命を充実、全うすることが重要です。

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