ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落229 [2019-08-14]


229 For the most part, impressions coming from all three channels of effect are steeped in discriminations and judgments; but occasionally a message may come which contains certain gems of Cosmic Truth. The average person will recognize these gems and because of their presence, will then accept the entire message, divisions, personal promises, etc., as being of Cosmic origin. Whereas, the very presence of discriminations proves it to be from a confused source.
229 大抵の場合、これら結果の3つの経路から来る印象類は差別や裁きに染まっています。しかし時には、宇宙的真理について或る種の珠玉を含んだメッセージもやって来るかも知れません。平均的な人はこれらの珠玉に気付き、その存在の為に次にはその全体のメッセージや分裂、個人的な約束等々を宇宙の源泉から来るものとして受け入れてしまいます。しかしながら、差別の存在そのものが、それが混乱した源からのものであることを証明しているのです。





【解説】
テレパシー研究を進める中で私達が陥りやすい問題について、本項が説くポイントは重要です。とかく私達は何かに全てを託しくなりがちです。これは多くの宗教分野に当てはまります。初めて聞くその教えの中に何か少し輝くものを見出したが故に、その後その源泉から発せられる全ての情報を受け入れてしまったために、本来の道を見失うケースも多いのではないでしょうか。
中東の過激集団は信者の導入時には崇高な教えを説くことでしょうが、その後、実際に行っている事柄は常識を超えた残忍なことばかりです。
本項では、そこまでの危険までは言及されていませんが、私達の周囲には私達を餌食にしようとするオカルト集団も多いということでしょう。
そうした中、私達自身に受け入れるべき想念・印象についてはその性質を見極め、真に宇宙的なものか否かを吟味する、あるいは感触で知る能力を身に付けなければなりません。自らを世の中に溢れる邪悪なものたちから守り、泥沼の中でも一人一人が美しいハスの華を咲かせることが求められているのです。


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