ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 4章 段落218 [2019-07-29]


218 Many mediums are caught in this trap, and never escape from the illusion that they are in actual contact with the person. Not understanding the workings of their own minds or the impressions coming from the cells of their bodies, and having no comprehension of the vast sea of thought vibrations within which they live, they eagerly accept the "prophecies and messages" contained in the innumerable frequency levels around them. True clairvoyance is a natural unfolding of the perceptions, which will be discussed in Part Three.
218 多くの霊媒達はこのワナに捕えられ、自分達がその人物と実際にコンタクトしている幻影から逃れ出ることはありません。自分自身の心や自分達の肉体細胞から来る印象類の作用を理解せず、また自分達が生きている広大な想念波動の海を理解しないまま、彼らは自分達の周囲の無数の振動数レベルに含まれている「予言とメッセージ」をひたすら受け入れています。これに対し、真実の透視とは知覚の自然な開示であり、それは第3部で討議されることになるでしょう。




【解説】
かつては日本でも霊媒とか心霊とかに人々の関心が集まった時期もありました。海外でもエドガー・ケイシー等々、依頼者の過去生を透視したり、未来を予言した事例も多くあるように思います。
これらの内、本項では何か特定の人物と霊的にコンタクトし、その者から特別な情報を得ていると主張する事例と特に戒めているのです。
私達が注意しなければならないのは、これらは宇宙に漂う残留想念に起因するもので、決して生きている本人からリアルタイムで発せられたものではないということです。とかくそれらの予言が的を得たものであったり、各自のエゴを喜ばせるものである場合、これらの情報源に信頼を置きがちですが、こうすることで結局はこれらの情報を伝える霊媒者に傾倒し、支配されることになってしまいます。
多くの宗教団体は同様の手法をとり、信者を集める訳ですが、私達は先ずは自らこのような宇宙に漂う想念波動を自ら感受し、それらの妥当性をチェック出来なければならないのです。


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