ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 3章 段落194 [2019-06-24]


194 It does not matter whether we live in luxury, or in poverty; we have the right to choose our thought-patterns. Our bodies may be enslaved by the false economic barriers that have been raised on earth, but our minds are free. Thoughts are ours to control, when we better understand our bodies and our minds.
194 私達が贅沢な暮らしをしているのか、貧しい生活をしているかとは関わり無く、私達には自分達の想念パターンを選択する権利があります。私達の肉体は地上で培われて来た偽りの経済的障壁によって奴隷にされているかも知れませんが、私達の心は自由です。想念をコントロールするのは他でも無い私達ですし、そうすれば私達が肉体と心を今以上に理解することになるのです。




【解説】
読者の方々も含め、中には株式に投資している方もいらっしゃるものと思います。私もかつて株を購入したこともありましたが、その時に本項でいう”経済の奴隷”というような状態を経験したことがあります。また、当時は株式新聞を食い入るように見ていた帰宅途中のサラリーマンも良く目にしたものです。それは株式市場は毎日のように大きく変動する訳で、自分の購入した会社の株がどのような値動きにあるかは大変気になることも良く分かります。
しかしその結果、その方のもっぱらの関心事は日々の株式市場の動向になり、思考空間の大部分を株式に関連する事柄が占めることになります。それでは利益は得ても、宇宙や芸術、技術というような歴史を越えて生き続ける高品位な想念レベルとは全くの無縁の存在に陥ってしまうことでしょう。経済の奴隷と化してしまったのです。
そういう意味ではお金を得ることと想念を浄化することは相反することが多いのかも知れません。しかし、いずれにしても私達各自が優先すべきは自らの想念パターンを上質なものとすることであり、先ずはご自身の心身を浄化した後、必要な環境条件は改質した心の想念環境が造り出す作用によって自ずと整備されるものと考えています。


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