ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 2章 段落184 [2019-06-10]


184 Remember, as long as we allow destructive emotions to govern our thoughts, we interfere with the natural operation of the body, and we set up an effective block against any incoming impression except those of a like nature. When properly analyzed, these emotions are expressions of the personal ego; and the personal ego must be controlled before we can reach the goal of selfless self-expression.
184 私達が破壊的な感情が私達の想念を支配するのを許す限り、私達は肉体の自然な働きを妨げ、同類の印象以外のやって来る如何なる印象も阻止する有効な障害物を設置していることを覚えておいて下さい。適切な分析を行えば、これらの感情は個人的なエゴの諸表現であることが分かりますし、個人のエゴは私達が無私の自己表現というゴールに到達する為には、統制されなければなりません。




【解説】
「怒りは敵と思え」とは徳川家康の遺訓とされているようですが、本項で説かれて来た自らの感情(心が発する想念)の問題点について、家康自身が理解し、自ら発する破壊的想念の及ぼす影響について自覚されていたように思えます。
その最も大きな影響を受けているのが、それら想念を発した自分自身であり、梵鐘がその余韻を長時間保ち続けるのと同様、しばらくは怒りが収まらない状況も続くものです。
こうした想念の力は時に殺戮行為や破壊行為にまで及び、本人にとって新たなカルマ(償うべk因果応報の法則)をもたらすことにもなりかねません。
私達は自らの心がこのように不安定であることを自覚し、自ら戒め、その成長に向けて養って行く必要があります。多くの体験を経て宇宙的真理を身に付け、理解を深め広げて行くことです。そうする中で邪鬼のような低次元の想念しか発せられなかった者がやがては穏やかな仏の姿に進化して行けるということでしょう。


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