ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第2部 1章 段落158 [2019-04-26]


158 Over the years I have made an interesting observation regarding these "memories." It is indeed rare to find an individual who claims to remember being just plain Mr. Average Citizen. These memories-which in many instances can seem very real-usually involve illustrious persons; everyone from the high priests who officiated at the initiation ceremonies in the Great Pyramid, to more recent characters of history familiar to us all. The vast majority of these are not even cell memories . . . they are simply man exalting his ego.
158 何年にもわたって、私はこれら「前世の記憶」に関して興味深い観察を続けて来ました。全くのところ、自分が只普通の一般市民であったことを覚えていると言う個人は珍しいのです。多くの場合に大変リアルに見え得るこれらの記憶には、通常著明な人物が含まれており、偉大なピラミッドの開始儀式を司祭した高位の僧侶から、新しくは私達全員が良く知っている歴史上の人物までが含まれています。これらの大多数は細胞の記憶どころではありません。それらは人を増長させる自分のエゴの為せるものです。




【解説】
私達が心しなければならないのは、テレパシー能力、即ち印象の感知力が高まるにつれて、その高まった能力を正しく用いることであり、決して他人への優越感の道具として用いてはならないことです。ましてやほんのわずかの断片的印象を得たとしても、それば自身を高める為に利用されるのであれば却って逆効果になるという訳です。
多くの場合、自身が少し階段を登れたからと言って、その差は微々たるものであり、自我を高めてしまえば、すぐに下落すること間違いありません。自らを創造主の前に謙虚にさらけ出してその不遜を詫びるのみです。
このように多くの困難がある道程ですが、独り創造主に誠実に自らを戒めて生きる道はゆっくりでも確実な歩みになるのです。


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