ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第12課 段落434 [2018-07-02]


434 The first lesson dealt with the analysis of life and the awareness of cause and the importance of being aware of cause and effects at the same time. So continue to increase your awareness whether by mental observation or conscious impressions.
434 最初の課では生命の分析や因を知覚すること、更には因と諸結果を同時に気付くことの重要性について取扱いました。ですから、心による観察によってであれ、意識の印象によってであれ、貴方の知覚力を引き続き増強させることが必要です。



【解説】
本項は第1課の意義についてまとめています。
先ず本講座を始めるに当たって私達には外見だけでなく内部に息づく生命力についても鋭敏に感受出来るよう感性を磨くことの必要性が説かれました。
従来、私達は目に見えるもの、形として手にとって見ることが出来るもののみを拠り所として来ましたが、実はそのような一見不変と思われる結果物こそ変化し易く頼りにならないのです。
最近は自宅で諸物を整理しているのですが、当時大切にしまっていたもので、自分の記憶の中では鮮明に残っているものの中には色あせ古びてしまっているものも多いことが分かります。一方で、庭木は元気に葉を伸ばして成長を続けており、生命は永続しても物質は移ろい易く永続しないことを実感しています。仏典にしても聖書にしても開祖の教えや信条は後世に伝わるものの、像その他物質的なものは時代の変遷の中で失われるものも多いのです。
それ故、この講座に入門する私達に第一に求められることは、先ずは永続する存在への感性を向上させることにあるとしているのです。


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