432 As stated earlier in the course you have a right to make analysis for the purpose of understanding, but not with criticism or belittling. This phase seems so close to the line of analysis that sometimes what we say is taken for criticism or judgment. But your motive is your guard against making this mistake. If your motive is noble with the purpose of understanding you need not worry what the other person may say. And if you make a mistake in analysis acknowledge it. This will prove that your purpose was noble.
432 本講座の初期に述べたように、貴方は批判やけなす態度でなく、理解する目的の為に分析する権利を持っています。この側面は私達が批判や判定と見なされる状況と時として大変近い延長上にあるように見えてしまいます。しかし、貴方の動機はこの過ちを犯すことに対する守り手になります。もし貴方の動機が理解する目的という高貴なものであるなら、他人がどのように言おうとも心配する必要はありません。また、貴方が過ちを犯したならば、それを認めることです。これにより貴方の目的が高貴なものであることが証明されることでしょう。
【解説】
私達の周りの全ての現象が私達自身の精神活動によって影響を受けた結果であるならば、私達自身の精神活動を解析し、問題の原因を解明することは必須ということになります。
生来、私達は最高位の創造物として多くの特権を与えられ、大切に育てられて来た筈です。それでも生きる過程の中で心の未熟さから過ちを犯して来たと言えるのです。その問題、即ち事例は各々原因と結果の因果関係がある筈で、その点を自らの痛い体験を通じて学ぶことが重要だとしている訳です。これには相手を非難したり、善悪を決め付けたりするのとは全く異なる冷静な分析が必要なのです。
本項を見ても分かるように、本講座は私達の精神活動や宇宙意識という目には見えない根源的な力について説くもので、極めて科学的な取り組み姿勢を特徴としています。その姿勢はどちらかと言うと仏教に近いような雰囲気を持っており、決して何か不可思議な存在を盲信するというのではなく、身の回りから冷静に観察することを求めているのです。
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