ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第11課 段落419 [2018-06-11]


419 Many times when I was teaching in the early thirties a student would be sick and would not be at the class, yet on the following week when they returned he would report that he had not missed the class. For I was at the bedside giving the instructions yet I was not missed in the classroom. I was there before the students giving instruction through my mind and body while at the same time my consciousness was at the bedside of the one who was sick. It is like using two speakers with one microphone. Consciously I was conveying to the mind in my body that which was given to the students. In one place I was a solid form and in the other a thought form.
419 1930年代の初期、私が教えていた時に何度となく一人の生徒が病気になりクラスに出席することが出来ないことがありました。しかしそれでも、翌週にある次の授業にはその生徒は決まって自分は授業を受けられなかったことはないと報告するのでした。その理由は私は彼のベッドの脇に居て、教えを授けていたからというのですが、私はクラスに出席しなかった訳ではありませんでした。私は当時は生徒達の前で心と肉体を通じて教えを授けておりましたが、同時に私の意識は病気の一人のベッドの脇に身を置いていたのです。それはマイク1つで2つのスピーカーを使っているのに似ています。意識的に私は私の肉体の中にある心に生徒達に教える事柄を伝えておりました。一つの場所では私は固体として形あるものでしたが、他の場所では想念の形態であったのです。



【解説】
アダムスキー氏がUFO問題に関与する以前、ラグナビーチ周辺でThe Royal Oder of Tibetという精神改革活動をしていたことは良く知られているところです。本項はその1930年代に起こった事柄について紹介し、今後の私達の訓練の参考とするべく記載されています。
これら肉体から離れた遠隔地に姿を現すことは、丁度、映画「スター・ウォーズ」に出てくるホログラム投影のように考えられますが、より重要な所は、先ず教師本人がその場に居ない生徒にも同一の教えを授けたいという意志があり、また受け手の生徒の側にも教師の教えを受けたいとする願望があった上での現象という点です。送る側と受ける側の波長が一致する中で、はじめて実現する事柄だということです。
聖書には同様なことが頻繁に起こっており、イエスが多数の場所に出現したという状況も記載されていたと記憶しています。また、現代での聖母マリアの出現等々、多くは奇跡と称されますが、これらも本項に記されている通り、送り手の意識が現象化して現れた姿であると考えられます。


第11課 段落418 [2018-06-08] <<  |  >> 第11課 段落420 [2018-06-12]