ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落313 [2017-12-19]


313 We do not want anyone to associate what is to be given with the type of mysticism or occultism that they may have learned to know. For these have divisions and deal with two different ends. One material, the other spiritual, and they have been widely separated by fears and lack of understanding. While we are dealing with reality, as there must be a cause for every effect.
313 私達は誰一人として神秘主義や超自然主義の類いから学ぶかも知れないようなものに関わって欲しくはありません。何故なら、それらは分裂を有し、二つの異なる対極を取扱うからです。一つは物質的なもの、他は精神なものです。両者は恐怖心と理解の不足から大きく引き離されてきました。一方、私達は現実を取扱っています。個々の結果には全て因があるに違いないからです。



【解説】
このように人間の生き方の基本となるべき宗教が神秘を基調としていることに、本項で著者が注意を促しているように思います。とかく精神面を重視する者は物質を軽視し、切り離して生活しようとしがちです。とりわけ神秘主義者は物質を軽視したまま、ひたすら自ら造り上げた精神世界の中で日常を過ごしがちです。
しかし、著者はこれは誤りであると説いているのです。本講座が生命の科学の学習講座と称していることがそれを裏付けています。精神と物質とのつながりの中、融合の中で生命を科学知識として理解し、応用することを目指しているものと言えます。
既に私達は様々な要因、原因があって結果が生まれることを知っており、その両方を等しく観ることの重要性を学んでいます。例えば物質である肉体細胞を構成する分子・原子の中に記憶(想念)が蓄えられること、即ち私達の精神活動が物質にも蓄えられることを学んでおり、想念の領域では精神と物質の区分はあまり意味の無い程、互いに融合しているのです。
そういう意味からも私達は古い神秘主義から脱却して宇宙時代に相応しい生命探求の道を歩むことが求められているのです。


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