ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第08課 段落306 [2017-12-08]


306 And speaking of the by-ways - as consciousness is the sea of life everything is living within it. And as the Cosmos knows no beginning or ending, we are living in the embrace of a vast structure which has many interesting things in it, and our attention of interest will shift from one thing to another. This could be likened to standing on the top of a very high tower. While facing east things will be seen that are in that direction, and to the west, the same, etc., etc. So when the sense mind is interested in conscious perception it will want to see everything within the household of consciousness. This could become a hazard, for this hunger for knowledge could promote impatience, and confusion would be the result. So the mind must learn self control. And remember it has eternity in which to learn. With this awareness it will gain knowledge step by step in the sequence of events. And there will be no gaps or divisions that cause divisions and mysteries. The interest of the mind should be of such a nature that time is not involved, only learning what each step has to offer. Then when it is time for the next step to be taken the blend will be there without any foreign element that could come from the mind.
306 脇道について言えば、意識は生命の海であり、あらゆるものがその内側にあります。宇宙には始まりも終わりもありませんので、私達はその内側に多くの興味深い物事を持つ広大な構造物に抱かれて生きておりますが、私達の興味は一つのことから他のものに移り変わるものです。これは一つのとても高い塔の頂上に立っていることになぞらえるでしょう。東を向けばその方向にあるものが見えますし、西を向けば、また同様等々です。そのように感覚心が意識的知覚力に関心を持つようになると、心は意識の家庭の中にあるすべてを見たがることでしょう。しかし、これは危険要素に成り得るのです。何故ならこの知識への渇望は性急さを助長し、結果として混乱が生じるだろうからです。ですから心は自制を学ばなければなりません。そして学ぶべきものには永遠があるということを覚えていて下さい。この自覚を持てば、出来事の一連の流れの中で一歩一歩知識を得て行くことでしょう。そしてそこには分裂や神秘を引き起こす如何なる割れ目や仕切りはないことでしょう。心の興味は時間には巻き込まれず、只一つ一つの段階が授けるべきものを学ぶという性質のものであるべきなのです。そうすれば、次なる段階の時期になった時、心から来る無関係の要素が入り込むことなく、融合が起ることでしょう。




【解説】
日常、如何に私達は様々なものに気を取られ、現在直面すべき課題に向き合っていないかは、良く分かります。多くの広告があり、様々な商品の宣伝もある訳です。こうする中で私達は次々に脇道に誘導され、本来の生命探求の道を見失ってしまうのかも知れません。
こうした中、陣の自分、課題を抱えている自我と向き合う為には、各自それぞれの工夫をし、努力するしか方法はありません。座禅や瞑想等は当座の心を鎮め、自我と向き合う時間を作り出しますし、そうする中で心の限界や意識の存在を知覚するものと言えるでしょう。
しかし、より効果的なのは、日常の生活や仕事を行いながらも、意識の指導に従う、即ち印象に従って行動をとることでしょう。その間、湧き出す新たなヒラメキやアイデアはその日常生活に応用できるからです。


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