ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第05課 段落208 [2017-07-18]


208 Yet some individuals after finding this go astray. And there are millions of such. But when this happens more than one gap is made and sometimes these are almost impossible to fill as the human mind in many cases is lazy and seeks the highway of least resistance. Thus it creates many gaps through its span of life. And this majority never know true happiness, peace and contentment. And the indications are that they are off the beam of life which is of cosmic nature. For they are easily irritated, hard to satisfy, fault finding and display very poor sportsmanship. They constantly seek new friends which are not stable, but of the same nature.
208 それでも人によってはこれを見い出した後も、道に迷う者もいます。しかもこのような例は何百万もあるのです。しかし、これが起った後は、出来るすき間は一箇所に留まらず、時として埋めることがほとんど困難になってしまいます。何故なら人間の心は多くの場合、怠け者であり、最小限の抵抗という常道を求めるからです。このようにして心はその生涯を通じて数多くのすき間を造り出すのです。そしてこの多数派は真実の幸福や平和、満足を知ることはありません。そしてその兆候は彼等が宇宙的性質である生命の光線とは離れていることを示しています。何故なら、彼等は容易にイライラして、満ち足りることが無く、あら探しをし、とても貧しいスポーツマン精神を表わすからです。彼等は常に新しい友人を求めますが、それらは不安定であり、また同類の者達です。




【解説】
人間にとって何が一番大切かについて、本項は私達に説いているように思います。即ち、誠実さ、素直さがそれであると私は思うのです。
本項で説かれているのは、過ち事態は人間である以上、よくあることで、いずれその修正をすべき時が来るとしています。しかし、修正する機会が訪れてもそれを実行せず何らかの言い訳を作って求めることを実行しないことが問題だとしているのです。怠け者であるのは人間の傾向ですが、実行せずにいると次の機会にはその巡り合う事象の意義さえ見失い、自分の周囲のもの全てを批判し束の間の心の欲望のみに走り、進歩から遠ざかってしまうと警告しています。
本文ではその修正されないで残っている状況をギャップ、即ち道路の亀裂に例えていますが、やがて進む方向のあらゆる所に亀裂が出来れば、本人にとっては前に進むのも嫌になり、自暴自棄に陥るということでしょう。
それに対し、与えられた印象に素直であり、誠実に対応しようとすれば、それは修正の機会となり、道は修復されスムーズに進化して行けることになります。


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