ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落178 [2017-06-05]


178 For if we desire to be as our creator we must face all phases of life without being disturbed. The Creator faces his creation without discrimination. For should he like one and dislike another he would be dividing himself, and thus do no better than man. But all phases of creation are loved by its creator for its purpose is known. It is a human trait to discriminate and through this many hurts are received because the ego mind separates itself from the whole.
178 もし私達が創造主のようになりたいと望むなら、私達は心を乱されることなく生命のあらゆる側面を直視しなければなりません。創造主は自らの創造物を差別なく直視しています。何故ならもし創造主があるものを好み、他のものを嫌うならば、創造主は自らを切り裂くことになり、人間よりましなことができなくなるからです。しかし創造のあらゆる側面はその目的が知られているが故にその創造主によって愛されています。区別するのは人間の特徴であり、エゴの心が自身を全体から分離してしまう為、この過程を通じて多くの痛みを受けることになります。



【解説】
問題の本質は私達人間の側にあるのだと本項は説いています。善と悪、良と否に区別しがちな私達の心にこそ問題があり、世界のあらゆる事象は各々、目的や意義を持って全体と調和し、関連しあっている訳で、それらを区別し、裁くべきではないのです。
大きな生きものが小さな生き物を呑み込むことは、確かに弱肉強食ではありますが、獲物を狙う肉食獣達も、貪欲ということはなく、腹が満ちればそれ以上の狩りを行うことはありません。
一方、私達人間の方は足りるとすることを知らず、また憎しみ或いは狂った信念の下、他人を殺傷することまで行います。調和のとれた地球という”園”の中で他の存在とは交流もなく孤独な種族となっています。問題はそれら影響力が次第に増して来て、大気や水、土壌にも大きな力を及ぼすようになって来たことでしょう。その文明が過去に滅びたもの達と同様な末路にならない為にも、私達はいち早く差別する心から物事の調和・融合を観る心に変貌させなければなりません。



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