ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落176 [2017-06-01]


176 It seems cruel to us to see a big fish swallow another, but it is just as cruel to see a man eat a carrot. For it is a living thing made of molecules just as you or I, or the fish. And the memory carriers do have records of all phases of life, from what we might call the cruelest to the highest.
176 大きな魚が他の魚を飲み込むのを見ると残酷に思えますが、それは人間が人参をかじるのを見て残酷と思うのと同じです。何故ならそれはあなたや私、或いは魚と同じ分子群からなる生き物であるからです。そしてその記憶を運び手は私達が最も残酷と呼ぶものから最高位のものまでの生命のあらゆる側面の記録を持っているのです。



【解説】
私達が暮らす世界、自然の仕組みは互いに助け合い、関連しながら全体として調和ある(持続可能な)環境を造り上げています。その中には生きて行く上で必要な日々の糧を他者に頼る仕組みもある訳です。
仏典には飢えに苦しむ虎に自らを与える話もありますし、母親が自分は食べずとも自らの子に食物を与える姿もよく目にします。これらは自らを犠牲にしても他者を助けたいとする基本的な原理、宇宙的な要点なのかも知れません。
分子・原子の極小な世界からこれらの相互依存関係を観れば、互いに新しい体験を分かち合う融合的な関係にあることが分かります。つまり相手に食べられることで、その個人としての体験の枠を越えて、新たな分野の記憶がそれら分子・原子に与えられることになるからです。その見識には貪りや怒り、恐怖等の要素は一切ありません。



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