ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落154 [2017-05-01]


154 The primal force of creation, the Cause, or purpose, is constant. While the manifestations or effects of the cause are transitory. All of this is governed by varing vibrations, speeds or frequencies, which in their change constantly produce new effects. And each is important to the other, for no part could perform as it does in the absence of the others.
154 創造の主なる力、因、あるいは目的は不変です。一方、形の現れや因の結果はつかの間のものです。それらすべては振動や速度、周波数の変化に支配されており、それらの変化にあたって、絶えず新しい結果を生み出しているのです。そしてそれぞれは、他にとって重要であり、いかなる部分も他の存在無しには自らの任務を果たすことができません。



【解説】
本項の内容も前項と同じく、形あるものは絶えず変化することについて述べています。その根本的原理はかく言う創造作用自体が振動や速度に直結しており、他との関係において影響を受けるからとしています。
これを言い換えれば、物質を構成する各原子の振動、原子核を巡る電子のスピン(回転)は他の振動やスピンと互いに影響し合い、常に変化するということかと思います。私達は気付かないのですが、全てのものが互いに影響を受けながら変化しているということでしょう。
これら振動に影響されるという点で重要なことは、想念波によって物質は影響を受けるということです。刻々と発する私達の想念は、私達自身の肉体にその最も大きな影響を与えます。悲しみや怒りが如何にご自身を傷つけてしまうのかは、よくよく考えねばなりません。
私達が保つべき心の状態(心境)はどのようなものであるべきかは、自らの想念が自分ばかりでなく他者にも大きな影響を与えていることを考えれば、自ずと明らかである筈です。イエスが説いた博愛や仏陀が説いた慈悲の心境は単なる心構えではなく、こうした物質の真相に基づいたものであったのです。


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