ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第04課 段落152 [2017-04-27]

152 This alone is proof that space is made of the elements which produce the many forms known to man that depend only upon the combination of the elements. As stated before, it can be said that the birthplace of forms is in space. And the miraculous part is that the law known as disintegration can also be called the law of birth. For when disintegration takes place, regardless of the form, the elements of which it was made return to the original state.
152 このことだけでも空間が人間に知られている多くの形有るものを作る元素から成り立っており、それら形有るものはその元素の組み合わせのみに依存しているということの証しとなります。以前に述べたように、形有るものの誕生の地は空間にあると言えるでしょう。そして分解として知られる法則はまた、誕生の法則として呼ばれるべきであることは奇跡的なところです。何故なら、形有るものに関わらず、分解が生じる時、それを作っていた元素が元の状態に回帰するからです。


【解説】
人が死後に土に還るとか荼毘に付され気中に上るとか表現される訳ですが、私達の肉体は私達が生きている限り、必要不可欠なものですが、死後はその存在は不要であり、早々に分解、揮散が起こり、最終的には皆、ガス体に帰すということでしょう。 般若心経では”空”という言葉でこのガス体を表現しているように思います。しかし、ここで注意したいのは、”空”は”Empty(空虚)”という意味ではなく、”宇宙(Space)”と言うべき、ガス状物質が満ちた空間というイメージで語られているということです。 以前にも記したと思いますが、かつてウエイン・ダイヤー氏が血液中の鉄について同様な主旨の発言をしています。鉄鉱石であった鉄が様々な経緯を経て人の血液中の重要成分として酸素を細胞の隅々に運ぶ働きを持ったことを揚げています。鉄の原子にとっては、鉱山の奥深くにじっと待っているよりは、人間を活かす働きを担った方がはるかに多くの体験をするでしょうし、やりがいもある筈です。私達はこのように多くのガス状原子に体験を与える役割と責任を持っていることになります。

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