ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落131 [2017-03-17]


131 It is not the prayers, the mantrums or the meditations that will bring this to us. But a re-birth into a fully conscious being of cause instead of the mental effect. In other words we must reverse the process of our learning. Instead of being mentally aware as an ego of the mind the mind must become aware of consciousness, as it has in the past of itself. For conscious awareness is the key that unlocks the storehouse of knowledge to the mind. It is the link between the Creator and creation.
131 このことを私達にもたらすのは祈りでもマントラでも瞑想ではなく、心による結果に代わって因による完全に意識的存在への生まれ変わることなのです。言い換えれば、私達は自分達の学習の過程を逆転させなければなりません。即ちそれまでの自分自身のように、心に属する自我として認識するのではなく、心は意識に気付く必要があるのです。何故なら意識への気付きは心に知識の貯蔵庫を開く鍵であるからです。それは創造主と創造物との間をつなぐ環(きずな)なのです。



【解説】
真の意味での”生まれ変わり”への転換を本項で、著者は求めています。しかし、まだ私達はそのわずかな糸口を掴んでいるに過ぎません。本項では、それらは瞑想や読経等では到達できないとも述べています。
もちろん、厳しい苦行だけでもその覚醒は得られないのかも知れません。
本件について私達が思い出すのは、仏陀が長い苦行に従事し、多くの教師に出会う中でも覚醒には到達できず、最終的にはスジャータから捧げられた乳粥を摂り、これら行き過ぎた苦行では覚醒は得られないことを悟り、その後、数々の誘惑を克服して、最終的に悟りに至ったという話です。
つまり、私達のこれまでの考え方を一転させ、宇宙生命を支える”因”を知覚し、因に従うという一大転機が必要だということでしょう。これまでの自分を捨てること、全く異なる価値観に従って人生を送ることにも通じていることでしょう。どうやって生まれ変わることが出きるかというニコデモの問いにイエスが答えたように、私達にはこれまでの心への依存でなく、自身の内側にあるもう一つの自分である意識への一大転機が必要だという訳です。


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