ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第03課 段落110 [2017-02-14]


110 This shows that consciousness knows no fear - for it is the possessor of all knowledge. The mind does not have the knowledge and lives in fear. And as a result it has promoted all kinds of mysteries in relationship to life and its continuance.
110 このことは、意識は如何なる恐怖も知らないことを示しています。何故ならそれはすべての知識の持ち主であるからです。一方、心はその知識を持ちませんし、恐怖の中に生きているのです。そしてその結果、心は生命とその存続に関連してあらゆる種類の神秘を助長させて来ているのです。



【解説】
前項の赤ん坊の誕生の時のように、生まれたばかりの人間の心は何も無い所からスタートするという訳です。一方、”意識”の方は最初から全てを知っています。成長著しい赤ん坊の身体づくりをどのように進めたら良いか等々、赤ん坊が呼吸を開始し母体から独立した生命体として機能し始めた瞬間から、ものすごい速さで各細胞に必要なそれぞれの指令を出しているということでしょう。穏やかに眠る赤ん坊の身体の中では、活発な生命活動が進んでいるのです。
このことから考えれば、真実の宇宙生命の活動は、実は外見上は大変穏やかなものであり、それに従う私達の肉体も緊張やストレスを感じるものは全く無く、大変スムーズで落ち着いているものだと思われます。
一方、これに対し私達の心は、時々の痛い体験から経験則を学びますが、それらが起こった前後の状況を理解しないまま結果だけを掴む為、自分が理解できない”神秘”として探究することなく棚上げすることが多くなるのだと本項で著者は注意しています。今日的に表現すれば、”超能力”その他、自分が理解出来ていない要素をミステリーと片付けて終わりにする傾向を指摘しているのです。
この生命の科学講座は、これらミステリーを一つ一つ解き明かして、全容を理解する学習講座としての大きな意味を持っていると著者は私達に説いています。


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