ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第02課 段落068 [2016-12-06]


068 Another example for the sake of clarity. When King Solomon's Temple was finished he expressed a wish to have the man who had done the most in bringing about its completion, honored in a ceremony and seated in a chair next to his own on the Throne. All of the men of different talents presented themselves in clothing appropriate for the occasion, each hoping for the honor. But a blacksmith entered dressed in his working clothes. A burned apron and dirty hands from the forge, and seated himself in the chair. This caused a stir and complaint among the other men.
068 明確にする為にもう一つ例を挙げましょう。ソロモン王の寺院が完成した時、ソロモン王はその完成に最も貢献した者を式典で表彰し自らの王座の隣に座らせたいという希望を明らかにしました。様々な才能の持ち主が、各々その名誉を期待して、その場面に相応しい身なりで出席しました。しかし、ひとりの鍛冶屋が作業衣のまま入って来ました。仕事場から焼けたエプロンと汚れた両手のまま、その椅子に着席したのです。これは他の者たちの間に騒ぎと不平をもたらしました。



【解説】
現在私達が学んでいるこの講座の内容は、宇宙の法則性、基本原理のようなものであり、その教えるところは旧約聖書の時代と変わるものではないという訳です。ソロモン王の時代どのような出来事があったかは知りませんが、栄華を極めた寺院の披露の場にあった逸話が本項で紹介されているのです。
私達は職業の価値をその者が取り扱う金銭的な額の大小や芸術性の有無により差別して来ましたが、前項まで学んで来たように、各々の果たす役割の大きさに差異はありません。それらのいずれも一つ欠けては、全体の機能が発揮されないからです。
同様に私達一人一人も社会の中で各々役割があり、一人一人の役目を十分に果たすことが求められますし、その価値を等しく尊重されるべきものです。


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