ジョージ・アダムスキー「生命の科学」第01課 段落030 [2016-10-07]


030 In observing the effect of forms we do not see the liquids or life blood, which we call sap in the tree, which flows through it making it a living thing. Nor do we see the roots in the depths of the earth and the work that they do in drawing energy from the earth unto themselves. Nor do we hear the molecules that make the form speak to each other in guiding it to the fulfillment of its purpose. This could be called the cause behind the effect.
030 その形ある結果物を観察する時において、私達は木の中の樹液と呼ぶ液体、生命を支える血液を見ていません。しかし、それは木の中を流れてそれを生き物と成しているのです。私達はまた、地表深くある根を見ることもありませんし、根が木々に土壌からエネルギーを引き出す為に果す仕事を見ていません。また、私達はその形有るものを構成する分子が互いにその形あるものの目的を果すために導く中で、互いに話しをする声を聞くこともありません。これは結果の背後にある因と呼べるものでしょう。



【解説】
本項は"目に見えない因なる部分"とはどのようなものを指すか具体的に示しています。もちろん"因なる"世界は更に奥深いものがあるでしょうが、先ずは私達は木々が生きている証である樹液の流れや地中の根の働き等々、外観のみでは得られない重要な要素があることを自覚すること、結果(外観)にのみ頼っていたのでは対象物の真相は理解出来ないことを知る必要があります。
その上で、目が外観を認識する際、自らの判断をその目が示す情報のみでなく、その現象の奥に息づく目には見えていない様々な動きや活動に気付くことが大切になります。
この生命の科学の第1課で私達が身に付けなければならないことは、私達が自分自身の身体も含めて日常目にする様々な対象物の本質的な価値や機能は外観ではなく、その内部に宿る更に活発な生命活動にあることに気付く洞察力、知覚力なのです。


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