ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第20章 段落232 [2016-08-16]


232 The space people will speak of nothing but the practical life - a life that is established upon earth, for earth is an integral part of the universe - a life that is livable here and now, for if there is to be heaven it must be established upon earth. No visitor from another planet has yet given any teachings that were impossible to live in this world; they all work according to the law of the Cosmos which is itself practical. They, as the wayshowers who have come before, will teach nothing that is mysterious or fanatical nor will they deal in emotionalism. They will speak of the unity of all life by the Breath of the Cosmic Father expressing through the forms made of the substance of the Mother Planet.
232 宇宙人達は実生活についてのことしか語ることはないでしょう。それは地球上で確立された生活についてです。何故なら地球は宇宙の統括された一部分であり、今日ここに生きて行ける生涯であり、もし天国というものがあるとするなら、それは地上において打ちたてられなければならないからです。他惑星からの訪問者は誰一人この世界で活かすことが不可能な教えを授けることはありませんでした。彼らは全て、それ自身実用的である宇宙の法則に従って働いています。かつて訪れた導師としての彼らは神秘なものや狂信的なものは何一つ教えることはありませんし、過激な感情を授けることはないでしょう。彼らは母なる惑星の物質から作られた形あるものを通じて表現されている父なる宇宙の息吹による全生命の一体性について語ることでしょう。



【解説】
本項は「宇宙哲学」の本文最後のテキストになります。その中で著者アダムスキー氏は自らのこれまでの体験を踏まえ、他惑星から地球に来る支援者は皆、私達にとって不可能なことは何一つ教えることはなく、全ては私達が実践可能な内容のみを教えていると諭しています。
イエスも仏陀も、また多くの教師は皆、これら他惑星からの支援者であり、この他にも人知れず多くの方々が私達の間に入って活動しているのだと思います。
私達にとってはUFO着陸等、一大事件が起こり、その宇宙船の中から宇宙人が公然と現れることを期待しがちですが、それよりはより実践的な生活のあり方、心の訓練等々、私達にはまだまだ基本的に学んで置くべき事柄が多いのです。その上で要らぬ恐怖心を起こさなくなった時、はじめて他惑星人も公然と姿を現す時代が訪れるものと思われます。
いずれにせよ、私達は太陽系の住民の一人として宇宙と調和した生活を送る必要があり、相手構わず自国の領土・領海を拡大しようとする私達地球人のレベルではそのような未来も遠い先と言わざるを得ないことも確かです。先ずは貪欲さを捨て、調和した生き方を学ぶことが私達には必要なのです。


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