ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第18章 段落202 [2016-07-01]


202 This went on for several hundred years until at last the forces of nature demanded payment for their unbalanced conditions - the payment of suffering. They were given warnings of their future destruction if they continued in their unbalanced state but they heeded them not, so the elements turned against them. The earth became unsteady beneath their feet; tidal waves swept their shores and eventually a steady trembling took hold of the entire Lemurian country. For approximately seven months the earthquakes continued and gradually the land began to sink. The waters rushed in and covered the one-time Heavenly kingdom and another civilization was lost.
202 この状態は数百年進行し、遂に自然の諸々の力は彼らの不均衡な状態に対する代償、苦痛の償いを要求しました。彼らはもしそのような不均衡な状態を続けていたら将来は破滅するとの警告を受けていましたが、彼らはそれを心に留めることはありませんでした。その為、諸元素が彼らに反抗したのです。地面は彼らの足元で不安定となり、大波が彼らの海岸を一掃し、遂には間断の無い揺れが全レムリア国を支配しました。約7ヶ月その地震は続き、次第に大地は沈み始めました。水がなだれ込み、一時期天国のようであった王国と文明の一つが失われたのです。




【解説】
レムリアは太平洋に沈んだ訳ですが、本項ではそれは自然災害や突発的な何かの事情というようなものではなかったことを説いています。つまりは巨大な大陸が沈むというような背景には何百年と続く人々の貪欲その他問題行動や破壊的な想念に対する自然界の反動であったということです。
そういう意味では、1万数千年後の現代文明も同様な断崖の渕に居ると言えるかも知れません。貪欲さが世界に浸透していますし、環境の汚染も地球規模で広がっています。ある意味、レムリアの時代とは異なる形で、現代文明も危険な水準に到達しているものと考えます。
地震や火山活動の活発化、激しい気象現象等は、宇宙からの私達への警鐘として捉える必要があり、何とかこの危機を乗り越えるべく、各自身近な所から、改めて行く必要があります。その長いスパンで物事を見る時、イエスや仏陀が説こうとした背景事情についても多少は知ることが出来るのかも知れません。


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