ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第17章 段落192 [2016-06-16]


192 Perhaps I should explain why one and one equals three in Nature's Creative Mathematics. When a positive and a negative get together there is a manifestation; in electricity it is light, with male and female it is an offspring and so it is with all nature. In order to understand a manifested effect the conditions that caused it to be must be understood.
192 おそらくは、ここで自然の創造的数学においては何故、1+1=3になるかを説明すべきでしょう。陽と陰は結合した時、創造の現出が起こるのです。電気においては光、男性と女性の場合は子孫ですし、自然全てについて同様です。現出した結果を理解する為には、それをもたらした諸条件が理解されねばなりません。




【解説】
本章最終項において著者は「1+1=3」という法則性の解釈について説いています。生物の生殖の話はその通りですが、更に重要な点は、「プラス」要素と「マイナス」要素という互いにあい対する側面を有したものが、相互に共有する状況になると、新たな成果が生じるということでしょう。
相違あるもの同士が融合するとそれまでに無い新たな要素が生まれるという訳です。これについては「酸とアルカリ」、「酸化と還元」等、様々な側面で成立することになります。酸素の有る好気状態と酸素の無い嫌気状態の相互を繰り返し経験することで下水や排水の処理を高度化出来ること等は、極一部の関係者しか馴染みの無いことですが、排水処理の分野では著名な現象として活用されている技術です。
著者が示唆している内容の内、最も大切なころは、物事を生じさせる背景にはこのような2つの力が互いに働き合ってその現象を生み出しているということです。あらゆるものの背景にこれら2つの要素が働いていることに気付くよう諭しているのです。


第17章 段落191 [2016-06-15] <<  |  >> ご連絡 [2016-06-17]