ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第17章 段落191 [2016-06-15]


191 The science that we speak of here has reference to the abstract scientists who work from cause to effect; not the dogmatic orthodox ones who refuse to see beyond the effective world.
191 ここで私達が言う科学とは、因から結果へと研究する理論科学者に関連して述べており、結果の世界の先を見ることを拒否する教条的な正統派を指すものではありません。



【解説】
物事の真理を洞察し、普遍的な法則を導き出す科学者の業績は私達一般人の宇宙に対する概念を向上させて来ました。まだ実用化されない段階であっても、私達は物質の本質について多くの事柄を学んでいます。素粒子の発見等は、物質世界を見る新しい視点を私達に与えつつあります。
このようにある側面から発見された新事実はやがてより大きな視点の中に組み込まれ、再び全体を見回すことによって、私達の概念は一新されることになります。丁度、ジグゾーパズルのように、1片を本来の場所に組み込むことによって、思いも寄らない新しい世界、新たな概念を手にするのに似ています。
私達ははじめから自らの心の意志で「こうあるべきだ」と教条的な姿勢で物事を見てはいけません。柔軟に事実を直視し、その持つ意義を探求することです。求める答えは既に与えられており、私達がそれに気付くまで自然はじっと待っていて下さるのです。


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