ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章 段落160 [2016-05-02]


160 Man is capable of expressing the fullness of life but he must become non-resistant to cosmic energy if he would have it express through him. He has lost the true course of action by exalting the personal ego; he has created the habit of believing that all accomplishment is brought about through the exertion of personal effort. He fatigues himself unnecessarily by trying to force conditions which will come about perfectly in a natural way if allowed to do so. Much energy is wasted because of personal dominance. It is difficult for the mortal to understand that impersonal non-resistance allows a free flow of energy, that in peace there is more intense activity than in friction. Man has become so aware of the coarser frequencies that he cannot realize action in its finer, more quiet and peaceful state. One who does live the non-resistant, receptive attitude has found the highway of true happiness, for he knows no fatigue, no pain, no disappointment.
160 人は生命の完全さを表現できる能力を有していますが、それを自分を通じて表現するには、宇宙エネルギーに対して無抵抗にならねばなりません。人は各自のエゴを高ぶらせた結果、真に歩むべき行動の道を見失ってしまいました。人は全ての達成物は各自の努力の行使を通じてもたらされると信じる習慣を作り出してしまいました。人はもしそうすることが許されれば自然と完璧に訪れるような状況に対して、無理強いすることで、不必要に自身を疲労させています。より多くのエネルギーが個人の優位のために浪費されています。死すべき者にとって、非個人的な無抵抗がエネルギーの自由な流れを与え、平穏の中には摩擦状態よりはるかに強烈な行動があることを理解するのが難しくなっています。人はより粗雑な振動に対してあまりにも敏感になってしまったため、より精緻でより静かな平穏な状況における行動を知覚することが出来ないのです。こうした中、無抵抗で受容的な態度で断固生きる者は真の幸福の王道を見つけています。何故なら、その者は疲れや痛み、失望を知ることはないからです。




【解説】
同じ肉体構造を持つ他惑星人が何故私達地球人より豊かに、また驚異的に高いレベルの生活を営んでいるか、本項ではその理由を指摘しています。
即ち、肉体である以上、様々な限界もある訳で、その点は私達地球人とも同じ訳です。唯一の違いは彼らはある意味疲れることなく、活動を行うことが出来ることです。私達はガムシャラに働き、苦労を重ねる訳ですが、その結果多くの場合には、うまく事が進まずに挫折したり、心身共に疲れ切ってしまうものです。
しかし、彼ら他惑星人はもっと自由、伸び伸びとした心境で、心配や無用の努力をすることなく、因からの印象による指示に従って適切な時、適切な状況の下、ベストタイミングで事を成すことで、最小限のエネルギーで物事を達成してしまうということでしょう。
それを可能とする為には、決して自我の視点からでなく、全ては因の指示、即ち宇宙を貫く創造主の意思を印象を介して察知し、それらに従うことが必要です。テレパシー能力により先を見越すこと、繊細は印象世界に気付いていることがある訳です。
既にお分かりの通り、一度これらの存在を悟ったからと言って、その瞬時の体験で留まっていてはならないのです。その後、その心境を自らの実生活に活かし、周囲の者にも感化影響を及ぼすことが望まれています。


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