153 Relaxation is not inertia! A person may be very quiet and still not be relaxed. It is possible to be in a state of lethargy which may be interpreted as relaxation but such a condition is no more than the effect produced by loss of equilibrium which lowers the frequency of the body cells and puts them in a state of partial coma. Such a condition is to be avoided for it is actually destructive. Relaxation does not include the creation of a mental vacuum or the cessation of action. It is the means by which the mortal consciousness releases itself to the greater action of the Cosmos and therefore should not and cannot produce a dormant condition in any part of the body. If a person is not aware of a finer and more intense activity taking place within his being he can assure himself that he is not relaxed but has merely dropped into a state of indifference.
153 リラクセイションは惰性状態のことではありません。人はとても静かであってもリラックスしているとは限りません。リラクセイションと解釈されるかも知れない無気力状態もあり得ますが、このような状態は肉体細胞の振動数を下げ、それらを昏睡状態にさせるような均衡を失ったことによってもたらされた影響でしかありません。このような状態は避けなければなりません。何故なら、それらは実際には有害であるからです。リラクセイションは精神的空白や行動の中断を作り出すようなことは含み得ません。それは死すべき意識が自分自身を宇宙のより大きな行動に解放する手段であり、それ故、身体のどの部分にも休眠状態を作り出すことはありません。もし、ある人が自分自身の中により精緻で、より激しい活動が生じていることを感知しないのであれば、その者はリラックスしているのではなく、単に無関心の状態に落ち込んでいるに過ぎません。
【解説】
真のリラクセイションとはどのような状態であるかを本項は説いています。とりわけ私達はリラックスを単純な弛緩状態、即ち何もかもへの関心を無くし、精神及び肉体は惰性のまま捨て置くものと考えて来ましたが、それは大きな誤りであることが分かります。
自身の身体や自然を観察すれば、世の中に静止しているものなど無いことが分かりますし、こうしている間にも私達の心臓は絶え間なく鼓動し、身体くまなく血液を輸送していますし、毎回の呼吸は私達の生命を支え続けています。
このように考える時、本来の宇宙的生命の流れは「活動状態」であり、それらに従うこと、その流れに逆らわずに従うことが最もリラックス出来る状態であることが分かります。もともと疲労するのはそれらの基本的流れに対して抵抗となるからであり、流れに乗る限り、無用な労力を費やすことなく、自由に自分の進路を進むことが出来る訳です。
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