ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第14章 段落151 [2016-04-18]


151 I believe that there is a misconception regarding relaxation. It is often thought of as a state of inertia, and people will be heard to remark, "Oh, I haven't time to relax; my work keeps me busy every minute." If relaxation were truly understood such ones would realize that there is ofttimes much greater relaxation in work than in so-called periods of rest. The law of nature demands purposeful action and if a person is intensely interested in his work he is making of himself an open channel for the free expression of energy which is always waiting to be used. In other words, a person who has lost himself in some particular piece of work forgets to set up the usual mortal resistance to free-flowing energy and so opens himself automatically to its benefits.
151 私はリラクセイションに関しては誤解があると思っています。しばしばリラクセイションは慣性状態のように考えられており、人々は「ああ、私にはリラックスする時間が無い。仕事が休む暇なく忙しくさせている」と言うのを聞くことがあるでしょう。もしリラクセイションが本当に理解されるなら、このような人はいわゆる休んでいる間よりは、しばしば働いている時の方がはるかにリラクセイションにあることに気付くでしょう。自然の法則は目的のある行動を要求しており、もし人が自分の仕事に対して情熱的な関心を抱く場合は、その者は常に使用されるのを待っているエネルギーの自由な表現の為の経路に自分自身を成しているのです。言い換えればある特定の仕事の断片の中に自分を没入させた人物は自由に流入するエネルギーに対する通常の死すべき抵抗を打ち立てることを忘れてしまい、自分自身を自動的にその恩恵に対し開くのです。



【解説】
本項の内容に関してよく言われる例として、自身がパイプになって宇宙根源から湧き出す知識・活力を地上に表現するというような表現が為されます。即ち自身は何ら自らの判断や意見というような情報の乱れや抵抗を持たず、自身にやって来る想念・印象の表現者・体現者に徹するということです。
この場合、パイプを通して高速で大量の水(情報)が湧き出ている訳で、パイプ自身は流れの抵抗となるものはなく、パイプ自身は大変リラックスしている状況になります。同様に私達も因からの想念・印象の完全な表現者になれば、それは同時に本項で言うリラクセイションを保っていることになります。
いずれにせよ、物事を成就させるためには、因の創造的作用は欠かせないので、私達は自我(エゴ)にその役割をこのような因の情報を伝え表現するためのパイプ(輸送手段)であることを認識させ、日頃から抵抗なく因からの情報を無尽蔵に表現する者となるよう努力することが重要となります。


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