ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落138 [2016-03-30]


138 Any emotional extreme disturbs the normal frequency action of the chemicals of the body. Excitement, whether it be caused by extreme joy or fear or anticipation, allows the normal amount of certain chemicals that go into the blood stream to be changed; thereby changing the normal action of the heart. This in turn affects the nervous system and the cells of the body and causes one to feel weak or ill.
138 如何なる感情の過度も肉体の諸化合物の正常な振動活動を妨げます。興奮はそれが歓び或いは恐怖、予感によって引き起こされるに係らず、血流に入るある種の化学物質の量に変化をもたらします。その結果、心臓の正常な動きを変化させるのです。この結果、それは神経系統が肉体の諸細胞に影響を与え、その者に疲労感や体調不良を感じさせます。



【解説】
現代では人間が興奮状態になるとドーパミン等の化学物質が分泌され、それらが血液を通じて全身に拡がって身体各部に様々な作用をもたらすことが知られています。
本項はこうした身体の機構について示唆すると同時に、過度な感情の高ぶりはその後の身体に悪い影響をもたらすことを警告しています。
私達は自分の感情をより安定した状況に保つことの意義についてもう少し深く考える必要もあるでしょう。表層的な事象に振り回されて本来の目標を見失っている自我(エゴ)に何時までも引きずられてはならないのです。本来の私達は穏やかさの中にあって、心身がより柔軟に保たれ、その中を想念・印象が自由に駆け巡るような創造的状況を保つ必要があるのです。


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