ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第12章 段落132 [2016-03-15]


132 Innately every human feels an ideal life that he is seeking to find but each individual wants this heaven to be according to his specifications. Many groups have started with high ideals but when the personal opinions prompted by the ego of some of its members have not been accepted the ideal was lost in the fog of emotional differences.
132 生まれつきあらゆる人は自分が見出したいと求めている理想的な生活を感じ取っていますが、個々人はこの天国が自分の明細仕様に従ったもので有って欲しいのです。多くのグループが高尚なアイデアを持ってスタートしましたが、そのメンバーの何人かのエゴによって促された個人的な意見が受け入れられない時には、その理想は感情の相違という霧の中に失われてしまいました。



【解説】
多くの宗派が生まれ、互いに反目する話は、地上においては様々な分野で行われています。政治もそうですし、アダムスキー哲学の学習者にとっても十分に起こり得ることです。
私達はとかく自我を満足させるよう行動し、意見を主張する訳ですが、それは互いに反発させることとなり、本来の融和的心情から離れ、各々独自の道を行くことになりかねません。
もちろんそういう事態になれば、力を結集した社会への影響行使という側面も薄れますし、互いに協力し合わなければ旅も続けられないように思います。渡り鳥は集団で移動しますが、それは衆知を集め、外敵から身を守り確実に目的地に到着する上で必要なことではないかと考えています。一人で理想を求めて精進することももちろん大事です。しかし、更に他人と融和してともども本来の道を進むことは、その道程を確実なものとするだけに、はるかに貴重なものではないでしょうか。


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