ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第11章 段落123 [2016-03-01]


123 Not until the teachers understand this can they save anyone or themselves. Many scientists are closer to the second birth than is any so-called spiritual student. One of our greatest scientists made the remark, "When I am fatigued with mental effort and have ceased to ponder over a problem I find that is the time when the truth of the question is most clearly revealed to me." This is a glimpse of the second birth-when the mortal consciousness is released into the hands of the vast consciousness the veil of limitation is rent asunder and truth is vividly perceived.
123 教師達はこのことを理解するまでは、誰もまた自分自身も救うことは出来ません。多くの科学者達はいわゆる霊的学者より、この第二の誕生に近づいています。今日最も偉大な科学者の一人はこのような所見を述べました。「私が精神的努力で疲れ切り、問題について考え込むのを止めた時が、その問題の真理が最も明瞭に現れる時になることは分かっています」。これは死すべき肉体の意識が広大な意識の御手の中に解放される結果、制限のベールが引き離され、真理が鮮やかに知覚される第二の誕生を瞬間的に見ることになるのです。



【解説】
科学の発見というものが、どのようにして生まれるかを端的に本項は伝えています。
先ず第一に科学者はその問題について様々な角度から自我の努力として考え続けますが、既存の延長では問題は解決出来ず、遂には疲れ果てて何も考えられなくなります。そこにインスピレーションが来て、解決法を発見するという事例です。
実は大抵の場合、このような事の成り行きになることが多いように思われます。つまり、最初から何らの努力もぜずに居れば、インスピレーションも来ないように思いますが、先ずはその解決策を求める気持ちがあって、その回答については”因”を信頼して印象がやって来るのを待つ姿勢が重要です。
”他力本願”とも言えるこの姿勢の中には実は”因”への誠実な信頼があり、私達はそもそも”因”によって生かされているという感謝の気持ちが重要なところです。また、結果を当てにせずあらゆるものを受容する心境、オープンな気持ちも想念・印象の感受には重要なポイントです。
こうした印象とのやりとりが自在に出来ることが第二の誕生に近づいているしるしと思われます。


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