120 Thus spoke the Christ, to whom Life had revealed her mysteries. This statement has been made the very foundation of religion, but Nicodemus of old, who asked of the Master, "How shall this be? Can a man enter the second time into his mother's womb?"(John 3:4) is not alone in his ignorance of the second birth.
120 生命がその持つ神秘を明かした相手であるキリストがそのように話されたのです。この声明は宗教の基礎とされていますが、年老いたニコデモは、導師に「どのようにすれば、これが為されるのですか。人は自分の母親の子宮に二度目に入ることが出来るのですか(ヨハネ3:4)」と尋ねましたが、それは彼一人がこの第二の誕生について無知であった訳ではありません。
【解説】
イエスが語った”第二の誕生”の内容は、当時のニコデモのみならず、今日の私達でもその理解度に大差はありません。イエスの言葉は実に比喩的であった訳ですが、その理由についても私達は考える必要があります。つまりは例え理路整然と説いたとしても、当時の人々(或いは今日の私達も同様かも知れませんが)に理解出来る訳もなく、単なる言葉の上の知識に留まり、自ら理解することはなかったと思われます。大切なことは各自が自らの体験・実感として理解することであり、直接的な解説を避けていたように思います。
このことはイエスのように他惑星から地球の救済に派遣された聖人にとって、派遣先の惑星の支援やアドバイスはするものの、強制は出来ない事情によるのではないかと思っています。その惑星の発展は何よりその惑星住人の手によって為されるべきであり、良い方向に進むよう見守ることが基本的な姿勢であるからです。
イエスの説いた”第二の誕生”をどのように各自が探究し、自分のものとするかが問われるのですが、実は本章では当時、イエスに随伴していたヨハネ(アダムスキー氏)が改めてイエスの真意について説いているように思われるのです。
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