ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第10章 段落117 [2016-02-22]


117 Our lack of fear is not due to our confidence in matter but our inherent faith in the principle supporting and controlling matter. I say inherent because Cosmic Cause which produces faith is within every one. It is closer than hands and feet and whether or not we as mortals openly admit its existence we do realize it or we would not be conscious, living beings.
117 私達に恐怖が無いのは私達が物事に確信があるからではなく、物事を支配し、統制している原理に対する生まれながらに存在する信仰がある為です。私は信仰を作り出す宇宙的因は誰もの中にある為、生まれながらに存在すると言っているのです。それは貴方の手や足よりも近くにあり、死すべき私達が外に向かってその存在を認めるかどうかによりません。何故なら、そうでなければ私達は意識があり、生き物にはならないからです。



【解説】
私達が日常、何ら不安を持たず安心しているのは、個々の物質に信頼を置いているからではなく、宇宙を貫く法則に信頼を置いているからだと著者は説いています。即ち、個別の物体、結果物に信頼を寄せていては、一つ一つ毎回のチェック確認が必要となる訳で、私達はそのようなことは行いません。前項(116)の例で言えば、重力の法則を理解し、その普遍性に信頼を置いているから安心しているのです。
更に著者はその法則、即ち宇宙的因は、実は私達が生まれながらに継承していると説いています。私達自身の内側、手や足よりも、もっと私自身の近くに持っているのだということです。”私”だとしている自分の心を直接包み込むようなイメージかと思われます。それほどに私達個々人は恵まれた存在だということです。私達が学ぶべき事柄は全て、自分に用意され、私達がその気になればいつでも取り出し学べる環境にあるという訳です。


第10章 段落116 [2016-02-19] <<  |  >> 第10章 段落118 [2016-02-23]