075 Mortal thought, however, is not the intelligence, it is but an idea projected by consciousness. It acts as a messenger between the sender and the receiver just as an idea consciously projected into a microphone travels on the mind of a radio (the ether waves) to the receiver. The great unlimited force of intelligence, which is consciousness, broadcasts a message in the form of thought; this message travels upon the highway of frequency called mind and contacts every part of the body. Since every cell is the possessor of mind the idea impresses each of them at the same time and they as a whole give expression through and upon the body. This is the same principle used in the operation of radio. Once the message is given over the microphone all space is effected since it can be picked up anywhere by a good receiving set. Thought effects the whole of matter in the same manner. The radio frequency is carried on the waves of ether and is neither seen nor heard outside the studio unless it passes through a receiving set. In this same way consciousness projects itself as an idea through space by an instantaneous action effecting all space at one time and the idea which is supported upon the waves of mind become manifest only after passing through the instrument of matter. In other words, mind is the channel over which man is supplied with conscious awareness just as the ether waves are the channel over which we receive the musical and oratorical expression of the consciousness broadcasting them.
075 しかしながら、死すべき(訳注:肉体の)人間の想念は知性ではありません。それは意識によって放出された一つのアイデアなのです。それは丁度、マイクの中に意識的に放出されたアイデアがラジオという心の上を(エーテル波として)進行し、受信者に到達するようなものです。意識である偉大なる無限の知性の力が想念という形の中にメッセージを放送します。このメッセージは心と呼ばれる周波数のハイウエイを旅して身体中のあらゆる部分と接触します。あらゆる細胞は心の持ち主である以上、そのアイデアは同時にそれらの各々に印象づけ、それらは全体として身体全部を通じて表現を与えるのです。これはラジオの操作で用いられているのと同じ原理です。ひとたびメッセージがマイクを通じて与えられると、全宇宙が影響を受けます。何故なら、良い受信機によっては何処でも拾い上げられるからです。想念は全く同様に物質全体に影響を与えます。ラジオの周波数はエーテル波によって運ばれますが、受信機を通らない限り、スタジオの外では見たり聞いたりは出来ません。それと同様に意識は全宇宙空間を同時に影響を及ぼす瞬間的な行動によって自身をアイデアとして宇宙空間に放出し、心の波動によって支持されたアイデアは物質という装置を通じることによってのみ現出化するのです。言い換えれば心は人間が意識的気付きによって与えられたチャネルであり、丁度エーテル波が私達がそれらを放送している意識の音楽や演説の表現を受信するようなものです。
【解説】
ある意味、本項はこれまでの意識と心、物質の3者の関係をこれまでになく明瞭に説いている箇所だと思われます。アダムスキー氏は著者「テレパシー」の中でも想念伝達はラジオ放送に例えて説明されていましたが、この「宇宙哲学」においては更に進んで「意識の作用」についても関連して説いているのです。
よく昔から「心を空しくして」と表現され、それは創造主を完全に受け入れる為に必須な条件とされて来たように思われます。イエスの「心貧しい者は幸いなり」も同様です。本項での記述から分かるように、心がハイウエイである以上、心の中に何かが留まっているような時、心自身が他に何も考えられない程、自らの執着した想念に埋もれている場合には、意識からの想念・印象を取り込むことが出来ないことが分かります。
いつもスムーズに車が通過できるよう、心の中に何かを留めておいてはいけないのです。
心を無にして、次々に通過する想念・印象を自由に働かせ、制約を設けないようにすることが大切で、その訓練の結果は他惑星の長老のように毎秒、何千何万もの想念が通過する超高速の心の機能に繋がって行くことになります。
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