ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第04章 段落059 [2015-11-24]


059 One of our noted scientists once said, "I find ofttimes that in the moments when I have ceased pondering over a problem the greatest revelations come to me." Such revelation is true perception, for it is the time when the mortal sense mind and the cause intelligence unite. Such awareness is called intuition, and the man who acts intuitively is always right. The mortal mind is usually unable to perceive the thoughts which are conceived from the cosmic source for it is in a constant state of friction and wonderment, lost in the perception of the innumerable forms of the effective world and so unaware of the new ideas that are waiting for birth. It is necessary to perceive the possibilities within anything before those potentials are able to become a reality in one's life. True perception goes beyond the apparent into the cause of the appearance, it goes into the invisible and brings newly conceived ideas into manifestation. Many people consciously perceive wonderful things but have not enough faith to bring them forth.
059 著名な科学者の一人はかつてこう言いました。「私はしばしば、問題について考え込むことを止めた瞬間に最大の新発見がやって来ることに気付いています」と。このような啓示は真の知覚です。何故ならそれは死すべき感覚心と因なる知性とが結びつく時であるからです。このような気付きは直感と呼ばれ、直感的に行動する者は常に間違いはありません。肉体の心は大抵は宇宙的源泉から受想される想念を知覚することは出来ません。何故ならそれは常に摩擦と好奇心の状態にあり、結果の世界における無数の形あるものを知覚する内に迷ってしまい、誕生を待っている新しいアイデアには気が付かないからです。このようなこと(訳注:感覚心と因なる知性が結びつくこと)が各自の生活において現実のものとなることが可能となるためには、それ以前にその可能性を知覚する必要があります。真の知覚とは外観を超える因にまで及ぶものであり、新たに受想したアイデアを創造物としてもたらすのです。しかし、多くの人々は意識上は素晴らしい物事を知覚はしますが、それらを現実にもたらすほどの十分な信頼を持っていないのです。



【解説】
私達一人一人はこれまでの経験の中で、何回かは優れた発想を得てその後の人生の転換、或いは素晴らしい成果につながった事例もあるのではないでしょうか。そのほとんどのケースが本項に記されているように、心が何かの問題への執着をなくした時に浮かんだもののように思われますし、少なくても心が怒ったり、悲しみに浸った状態に起こったものではなかった筈です。
容易には言葉で表せませんが、より素直であらゆる印象に受容的な姿勢であったのではないでしょうか。本項で著者は、そのように現象世界に執着せず十分リラックスして受容的な状態を造り上げ、宇宙の源泉への信頼を保って居れば、必要に応じて解決策の提示を戴けるのだと説いているのです。
浅学の身ながら、実はこれらの真相は、古今東西の宗教全てが説く内容とも一致しているように思われます。
重要なのは、その一瞬得た印象を大切にして直ぐにも行動に移して成果を得るか、或いはそのままにして忘却の彼方に消え去るに任せるかの選択でしょう。少ないこのような機会をしっかり捉えて、自らの人生に活用すること、その支援の為の印象の贈り手を信頼することが大事なのは言うまでもありません。


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