ジョージ・アダムスキー「宇宙哲学」第03章 段落042 [2015-10-30]


THE NAME
042 The Word is changeless, whole and complete. The Name personifies the Word - divides Its vastness into many parts, gives place and form to each and every part and power of utterance in an auditory state. The whirling mass of substance called the Earth is to the mortal ears a mighty name, for on its surface humankind evolves and learns a tongue with which to speak the Name of That which in Itself is nameless, yet Earth shall change and pass away in Time, to reunite within the Cosmos. The Word has always been, will always be, the Name has a beginning and an ending.
名前
042 大いなる言葉は変化することなく、全てであり、完全です。名前はその大いなる言葉を個人化し、その広大さを多くの部分に分割し、各々の部分に場所と形を与え、耳で聞こえる発声の力を与えています。地球と呼ばれる高速で回転する物質の塊は人間の耳にとっては強大な名前です。何故なら、その表面で人類は進化し、それ自身名前が無かった大いなるものの名前を話す言語を学んでいるからです。しかも地球は変化を続け、時間経過の中では、宇宙の中で再統合するため、亡くなります。大いなる言葉は常にあり続け、将来もあり続けますが、名前には始まりと終わりがあるのです。



【解説】
本項では大いなる言葉と名前(名称)の関係について説かれています。
大いなる言葉は、天地創造に遡る始原の時から万物を指揮し、創造して来ました。しかし、その創造物は名前が無く、名付ける権利は最上位の創造物である人に委ねられた訳です。
古来、日本では物事の名前を口にすること自体が、影響を与える程、人の発する言葉の持つこれら潜在能力に気付いていたように思われます。つまり、口に出して音として空間に発するとそれはやがて同種の作用をもたらすという訳です。これは本項の本文でも触れられているところです。
しかし、これらのいずれもは所詮、物質世界での作用であり、やがては悠久の時間の中では崩壊し、再生される中で、皆失われて行くものと思われます。そうした中で、唯一永続するのは、未だ形を持たない段階の創造主の意思とも言える大いなる言葉であり、その内容は未来永劫変わることは無いと説かれています。


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