ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落378 [2015-08-11]


378 Understanding is knowledge lived. When we understand the purpose behind each act, we do not judge. We then become observers, to evaluate all manifestations in relationship to Cosmic Cause; which gave them birth.
378 理解は生きた知識です。私達が各々の行為の裏にある目的を理解すれば、私達は裁きを行なうことはしません。私達はそれからは、それらを誕生させた宇宙の因との関連性についてすべての創造物を評価するため、観察者になるのです。



【解説】
理解が全ての課題を解決するカギであると著者は説いています。物事の真の意義を学び、万物の相互関係を学ぶことがあらゆる問題解決に結びつくのです。全ての創造物の本来の意義、全ての行動の中にある真の意味を知り、その価値を学ぶことによって「裁き」は消滅し、相互理解、相互尊重が生まれます。
理解はその創造物が創造された意義を知り、また観察を通じて自己との類似性や関連性を知る中で、相互関係について学ぶことにも繋がって行きます。最高位の創造物である人間は、本来特段の労苦無く、暮らして行けるだけの環境を創造主から準備されて来た訳です。その唯一の任務は、自分の周囲の様々な創造物について学び、その意義を理解することにあるのです。
本項における「理解」とは仏教で言う「覚醒」に近い概念かと思われます。自然の営みに対する深い洞察と相互の結びつきへの理解は共通した宗教・哲学のポイントなのでしょう。


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