ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 4章 段落372 [2015-08-03]


372 Reasoning should be used to evaluate all things impartially, and to elevate the sense perceptions to understand and accept Cosmic Intelligence. Pure reasoning must involve the elements of faith and confidence; not faith in one's self as a personality, but faith in the immutable laws of thought-action, and in the unlimited scope of awareness in the faculty of feeling. This, I have proven by my own experiences over a period of years.
372 推論というものはあらゆるものを差別なく評価するために用いられるべきであり、感覚の認識機能を宇宙の英知を理解し、受容するために用いられるべきです。純粋な推論は信頼と信念の要素を含まなければならず、個性としての自我への信頼ではなく、想念−行動の不変の法則やフィーリングの機能に対する無限の知覚展望への信頼です。これは私自身の経験によって何年もの年月を経て実証して来たものです。



【解説】
一連の著者によるreasoningの役割について、本項ではより丁寧に説明しています。つまり、テレパシーにおいて、従来は単に想念・印象の感受ということのみに重点が置かれていましたが、本講座においてはreasoningという心が果たすべき役割、即ちテレパシー能力の開発過程で心の発展が必要な部分として、このreasoningの作用を挙げていることに注目したいところです。
私の現状の理解では、如何なるルートであれ、想念・印象が感受される時、そこには私達自身の心の領域での作用が必要であり、心によるreasoningと本講座で称される観察・知覚が生まれます。その際に重要なのは、心の姿勢です。自らを尊大化し、他者を見下すような姿勢をとるか、或いはまた冷静にそれらが伝えようとするイメージを理解しようと受容的態度を保つかによって、その後の結果は大きく異なります。
もし、この時、心が自らを謙虚にして、それら印象が持つ伝達内容を理解しようと努めれば、成功事例も増し、益々テレパシー能力も深まるものと思われます。


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