ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落356 [2015-07-09]


356 If a man was submerged in a tank of water, he would influence and be influenced by the relative pressures existing between his body and the water mass. The same is true when dealing with the sea of the universe. For as surely as the law works in the coarser fields of manifestation (in this case the water), so it works in the finer. And what is the atmospheric, or etheric vibrations, but the pressure of life? The sooner we get away from our beliefs in mystery and superstition, the sooner we shall become the Knowers of Life in its fullness.
356 もし人が水槽の中に沈められたら、彼は自分の身体と水本体との間に存在する相対的な圧力に対し影響を与え、また影響を受けることでしょう。宇宙空間の海についても同じことが言えます。何故なら法則は粗い創造の場(この場合は水)で働くのと同じく、より精妙な場についても同様に働くからです。また、大気やエーテルの振動、否、生命の圧力についてはどうでしょうか。私達が神秘や疑いに対する思い込みから離れ去るやいなや、私達は生命の完全なる知者になることでしょう。



【解説】
私達が想念の海の中で生きているという実感は、丁度水中において全身が水圧を感じるように全身で感じるものだと説いています。つまり、印象は私達の身体全体で感知するものであり、宇宙と直接、私達の身体が接していること、その結果、相互に直接影響を及ぼし合っていることが重要なポイントです。かつて大本教の出口王仁三郎(1871-1948)が周囲の者に全身で感じる歓びという表現をしたとされることを思い出しました(「巨人出口王仁三郎」)。本来、本項の内容はそれ程歓びに満たされた状況を示すものと言えます。
従来、私達は目や耳という特定の感覚器官を唯一の窓として外界からの情報を得ていましたが、実際には私達の全身が宇宙とつながっていて、常に相互に影響を及ぼし合っている訳で、必要な知見、ヒントは常にアクセス出来る環境にあるのです。
しかし、この恵まれた環境も私達がそのことに気が付かなければ、活用することは出来ません。自分が独りであると考えたり、たまたま思い通りの結果が得られなかっただけで、自らの境遇を嘆いていては、せっかくの恵まれた境遇も台無しです。私達はこの恵まれた環境を如何に活用し、本来の自身の役割を果たして行けるのか、本腰で取り組むことこそ求められています。


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