ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落327 [2015-05-29]


327 Let us digress for a moment and discuss hypnotism briefly. Much publicity has been given lately to the practice of hypnotism for the purpose of recalling past lives. Many believe that by using this means, they can send the subconscious back to read the Book of Memory. But what does hypnotism really do?
327 少しの間、脇道に入って催眠術について簡単に議論しましょう。最近では過去生を思い起こす目的による催眠術の実施について多くの宣伝がなされています。多くの人々がこの手法を用いることで、潜在意識を記憶の書を読みに送り出すことが出来ると信じています。しかし、催眠術は実際には何を行っているのでしょうか。



【解説】
本講座の先々の文章を読んで行けば分かることですが、著者アダムスキー氏は催眠術はテレパシー能力の開発にとって、無意味どころか大変危険であると警告していることに注意すべきです。決してゲームのようなものではなく、その得られる情報も術者から与えられることも多く、疑わしいということでしょう。
本書が執筆された当時、米国各地ではまだ、催眠術が盛んに行われていたものと思われます。日本でもエドガー・ケーシー(1877-1945)の話は良く知られていますが、本項以降の記述はそれらに対する注意点が述べられています。
とかく私達は目先の「成果」を求めたがる訳ですが、安直に自らの意思を捨てて、他人に自分の心を委ねるのは危険が多すぎるとしています。また、本項のような自分の過去生の記憶は本来、必要な時によみがえれば良く、大概の人の場合にはさほど思い出したくない人生であった可能性も高い訳で、興味本位に求めることについては注意したいところです。


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