ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落325 [2015-05-27]


325 Science has discarded the idea that universal ethers are a fixed standard of space, being absolutely motionless: and they now admit that nothing in the universe is entirely at rest. The units composing ether are in constant motion, as are the units of matter; and all are stirred by the same element of animation that gives impetus to thought. Just as each action within the human form leaves its impression upon the body cells, so every action that takes place in the universe leaves an impression, upon the cells of ether - not as a form-picture, but as a frequency.
325 科学は宇宙空間のエーテルが全く動きのない固定化した宇宙の基本単位であるとする概念を捨て去って来ました。そして彼らは今や、宇宙には何一つとして完全に静止したものはないことを認めています。エーテルを構成している各単位は物質の各単位がそうであるように、常に活動の状態にあります。そして全ては想念に衝動を与えるのと同じ要素によって揺り動かされています。丁度、人体の内側の個々の活動がその印象を肉体細胞に残すように、宇宙空間で起るあらゆる活動はエーテルの細胞単位に印象を残すのです。それは形のイメージではなく、振動としてです。



【解説】
本書が執筆された当時、宇宙空間、即ち大気の上層領域を示す用語として広く「エーテル」という言葉が使われていたようですが、電磁波を伝える媒体を示す用語でもあったようです。いずれにせよ、宇宙空間に存在するガス状物質を示す概念ということになります。
ここで注目したいのは、著者が、何らかの活動はその足跡として人体その他あらゆる所にその振動を残すということです。全ての行動が物質にその行動に特有の振動を与えるという訳ですが、これは物質の本源である原子の振動に影響を及ぼすことに繋がります。
即ち、良好な振動はその後永らくその原子を良好な振動状態に保つことでしょうし、もし自然法則に逆行した振動を与えた場合には原子の振動はやがて衰退するような事態に陥ることが想像されます。良質な想念・印象を生み出す行動が貴重という訳です。


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