ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落323 [2015-05-22]


323 This experience was a case of unintentional telepathy. Certainly, the manager had no intention of broadcasting his dishonest thoughts; and undoubtedly believed them carefully guarded from the world. Because of his perfect assurance in the integrity of the man he had left in charge, the head of the firm, the person most closely concerned in the affair, was not receptive to the thoughts of mismanagement. But I, who was receptive to all thought vibrations in an impersonal way, received the thought. As it came to my mind, I recognized it was pertaining to my friend, and thereby saved him much future difficulty.
323 この体験は非意図的テレパシーの一例でした。確かにその支配人は自分の不誠実な意図を広めようとするような意志は全く無かった訳であり、疑いなくそれらを世間から注意深く隠していたものと思われます。その友人が会社の首脳として後に残したその人物の持つ有能さに完全な確信を持っていたため、そのことに最も高い関心を持っていたその人物は、その経営の失敗についての想念を受容出来なかったのです。しかし、非個人的になって全ての想念波動に受容的であった私は、その想念を受信しました。それが私の心に来た時、私はそれが私の友人に関係していることに気付き、そうして彼を将来のより大きな困難から救ったのです。



【解説】
何事も想念・印象の世界では隠し事は出来ない訳です。地球では考えにくいことですが、他人が何を考えているか、誰にでも直ちに分かってしまうのが、他の進化した惑星では極く当たり前のことなのでしょう。
その結果、これらの惑星では地球人のような進歩の遅れた者が暮らすことは容易ではないように思われます。他の人々は何ら不自由なく想念での意思交流を行い、優れた洞察力を持っているのに対し、私達地球人は言語や文字に頼っている為、そのギャップは苦痛になるほどです。
一方で、他惑星人が地球で暮らす場合は、逆な意味で苦痛に感じるかも知れません。本事例のように相手をだますとか、餌食を探す者達の想念や被害者の悲嘆と数多く巡り合うことになるからです。しかし、そのような中にあっても人々を導き、支援活動を行う彼らはより高い波動を保つことが出来ている所が、素晴らしいということになります。
無欲の心境、何ものにもとらわれない心境こそ、テレパシー能力の土台です。


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