ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落317 [2015-05-14]


317 We know that by ascending to a higher elevation we are able to overcome the illusion of space limitation to some degree. Even a small rise will broaden our horizons, and the view we have from the high mountain top seems unlimited compared to that which we had from the valley. When man turned his eyes toward the stars, he realized he must build instruments to aid him to view them more closely. So in his efforts to see ever farther into the universe, he invented and developed the telescope. But our scientists are aware that any instrument built by man is limited. It must be with a feeling of frustration that astronomers view the heavens; knowing that beyond the detection of their finest telescopes lies galaxy after galaxy, stretching into eternity. But once man consciously accepts his oneness with Cosmic Cause, the Cardinal Sense within him (the feeling element), is free to roam the universe at will.
317 私達はより高く昇ることにより、ある程度、空間の限界の幻影を克服できることを知っています。わずかな上昇でも私達の視野を広げますし、高い山の頂上から見る景色は私達が谷間から見る景色と比べて無限の拡がりのように思えます。人が星々に目をやる時、人は自分はより近くにそれらを見るのを助けるための装置を建設すべきだと自覚しました。そこで宇宙空間の更に遠くを見ようとする努力の中、人は望遠鏡を発明し、開発しました。しかし、科学者達はどんなものにせよ、人間によって作られた装置には限界があることに気付いています。天文学者達はある種不満気な気分で天空を眺めていることでしょう。彼らの最も精密な望遠鏡の探知範囲の先には銀河に次ぐ銀河が無限に続いて存在することを知っているからです。しかし、ひとたび人が自分と宇宙の因が一体であることを意識して受け入れるや、人の中にある基本感覚(フィーリングの要素)は自由に宇宙空間を歩き回ることが出来ます。



【解説】
既存の社会環境の中、既存の感覚器官に依存した生活をしている私達は、これまで自ら設定して来た狭い概念の範囲の中で暮らして来ました。
それに対し、著者は私達が宇宙根源なる因と一体になることで、これらの幻影が消え去り、広大な宇宙の中に自由に生きることが出来ると説いています。おそらくは著者自身がテレパシー能力を開発する過程の中で、自ら身に付けた真理かと思われます。
宇宙の因と一体になることこそが、テレパシー開発の最終目的であり、私達がそれを達成した後は、自由に宇宙空間を探求するようなことも出来ることになるのでしょう。
宇宙の広大さは、肉眼で夜空を一瞥しただけでは分かりません。望遠鏡を覗いても無数の星々が更に現れ、その先の宇宙空間に浮かぶ無数の天体の存在を示しており、どこまでの広がる宇宙の広さに驚くばかりです。その広大な宇宙が私達自身と繋がっているという実感こそ、大切にしなければなりません。


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