ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 3章 段落315 [2015-05-11]


315 Let us imagine the universe as an infinite expanse of space-force in a passive state of activity, denoting a condition of calmness. Every positive, or aggressive motion within that calm sea of space-force will produce an impulse, or vibration, throughout the whole span of the universe. And as every impulse, whether of light of thought vibration, will continue traveling through space until it has dissipated its energy either through friction, or has transmuted it by contact, when we introduce the time element we can understand that at some time practically every ray will contact every other ray in the universe.
315 宇宙空間を静けさを象徴する受動的な活動状況の中にある宇宙的力の無限の拡がりとして想像して見ましょう。その静かな宇宙的力の海の中では、あらゆる肯定的あるいは積極的な運動は一つの衝撃あるいは振動を宇宙空間全体にわたって作り出します。そして各々のインパルスはそれが想念振動の光であろうと、摩擦でそのエネルギーを消散するか、接触によって改質されない限り、宇宙空間を進み続けることでしょうし、私達が時間的要素を取り入れるなら、私達はいつの日にか、あらゆる放射線は宇宙空間で他の放射線と接触するだろうことは分かります。



【解説】
本項で私達が着目しなければならないことは、著者は空間を私達が発する衝動の波である想念・印象が作用する「場」であるとしていることです。
私達の周辺から宇宙深く広がっている空間は、それ自体が積極的に何かを私達にもたらすことはないように思われます。常に受身であり、創造を求める波動に対し、それに沿った形を作り出すという、いわば静的なもの(本文でいう"passive state")であるということです。実はこの点が重要で、私達が日常何気なく発し続けている想念が、実は周囲の空間に作用し、それら想念がイメージしているものを現実化する機能が常に働いているということです。
宇宙空間に広がっていくこの想念波動はまた他の想念波動と出会い、共鳴して、より強固な作用を果たすということも大切です。一人一人の想いが世界を作り上げるということでもあるからです。
私達はこれら自らの想いがもたらす影響にこそ畏れるべきで、努めて穏やかに明るい心境を日頃から育むことが重要になります。


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