ジョージ・アダムスキー「テレパシー」第3部 2章 段落272 [2015-03-03]


272 During experiments conducted in the field of intentional telepathy by researchers, it has been found that the rate of accuracy in reception in any group is higher for the first series of tests than it is later. They have attributed this to mental fatigue, but it might more logically be explained as concentration fatigue; for it is produced by the enforced focusing of the attention upon one point, or idea. Because it demands an increased expenditure of the potential body force, any form of concentration will produce fatigue. The energy of the cells is being dissipated at a very high rate, and due to their tenseness caused by this mental strain, they are not able to replenish their energy as fast as they are giving it out. This creates an unbalanced condition in the body.
272 研究者達による意図的テレパシーの分野で行われた実験の間、如何なる集団においても正確さの割合は最初のテストが後のものよりも高いことが発見されています。彼らはこれを精神的疲労のせいとしていましたが、集中化による疲労と説明する方がもっと論理的と言えるかも知れません。何故なら、ある一点あるいは概念に注意を強制的に集中させることで疲労が作られるからです。その集中が潜在する肉体の力の消費量を増加させることになる為、どのような形であれ、集中は疲労を作り出します。細胞のエネルギーが非常に高速度で消失し、心の引き締めによって作り出された緊張の故に、細胞は自分達のエネルギーを補給することが出来ないまま、エネルギーを放出してしまいます。これは肉体にアンバランスな状態を作り上げます。



【解説】
精神を集中することが如何に体内のエネルギーを消費し、身体を疲れさせるか、本項は実例を示しながら、私達に優しく説いています。
よく「疲れを知らず」という表現がありますが、その時の心境は自由で何ものにも囚われない柔軟さと解放性があるように思われます。他人への気兼ねや結果への過度の期待、成果への執着等から全く離れた状況の中で、自由無げな自分が居り、感じるままに行動すること、またその結果が次々に良い方向に進んでしまうという状態です。
もちろん私達は種々試しながら、良い方向を学んで行く訳ですが、一旦、自らの体験上良い方向性を確認出来た後は、努めてその状況に自分の心を置くべきです。法則は常に存在し、万物を治めている訳で、同じ条件を造り出せば、再び動揺の結果がもたらされることは必然です。その意味でも私達は万物の支配者、宇宙の創造主に対して絶大な信頼を寄せて置く必要があります。これに反して、自ら強引に精神を集中させても、法則に沿っていなければ自らの思い通りに進む筈もない訳です。


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